更新日:2008年4月9日(水)
ブラキストン線
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与野党のねじれ現象に始まって、日本の政治は無能状態に陥ってしまった。それも国際社会がどこも緊張状態が続いている最中、日米関係は沖縄駐留の米兵暴行事件、疑惑の銃弾事件、日中間ではギョーザ事件の上に、チベット弾圧問題と北京オリンピック、さらには米国のサブプライム問題と中国経済の過熱、世界の情勢が、社会の末端までビンビン響いてくる時代、グローバリゼーションや国際化はむしろ社会の末端が感じとる時代となってしまった。 そうした時に、日銀総裁が決まらない。北京オリンピック、洞爺湖サミットをどう乗り切るのか。日本にとってチャンスでもある東北アジア情勢のなかで、チャンスを逃しかねない。 いまの国会の与野党の状況は、自民党の無力感と民主党への不信感が増幅している。もし福田政権が決断とイニシアティブに失敗するなら、日本は大混乱に陥るだろう。 そして、そのときは政界再編成の他に道はなくなるだろう。 希望のもてる風景 今日の日本は暗い犯罪がつづき、家族が崩壊していっているが、反面、高校野球をはじめ、若い世代がこれまでとは異なった価値観で、新しい冒険に乗り出していっているケースもあちこちで見かける。年上世代は、若い世代の新しい芽を鼓舞激励し、それを組織化して方向性を与えることが任務であろう。 もはや、むやみに働くことも、豊かな社会を維持することも、企業の発展を目指すことも、それだけでは青年たちを捉えない。自分の個性の開発が社会協力となる新しい形を見つけることが大切ではないか。 災害援助や経済支援も大切だが、歴史ある文明社会をより高度な品格ある社会に押し上げてゆく努力も必要だろう。IT革命の進展を見守りながら、活字文化、活字メディアの再活性化をはかることも大切である。 国家や地域や家族という基礎的共同体を再建してゆくことも、開かれた社会を目指すことも等しく大切である。自立と共生というスローガンも、古くは自由と共同というスローガンにつながる。 とにかく、最近は国際化のなかのスポーツに注目が集まることが多い。日本の伝統技である柔道も相撲も、伝統的価値と国際化の摩擦のなかで混乱している。これをうまく工夫して日本の特性を新しい条件のなかで発揮することが大切だ。 環境も資源もエネルギーも、日本は自らの経験を国際化することで、先進技術を提供することができる。日本人にいま必要なことは古い価値を潔く捨て、誇りをもって外に対処することではないのか。豊かな社会も人間を幸福にはしなかったし、新しい病気を次々と産んだ。心身のバランスをはかり、軽やかなフットワークで生活にリズム感をもたせること。 政治指導者はこうした民衆の、市民の、国民の姿がはっきり見えてこなければならない。それができないで政党間の私闘が続くなら、日本は新しいアナーキーな戦国時代に突入するだろう。 |
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