HOME > 卓見・愚見(投稿欄) > 第7回 癒しと安らぎ 都合により改め、本業始動!
更新日:2008年4月9日(水)
卓見・愚見(投稿欄)
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3月も半ばを過ぎると、さしもの寧楽も春らしくなってきました。それでも晴天の夜はグンと冷え込み零下5℃、なんて日もあり、まだまだ油断はできません。 で、まだ川も開いておらぬであろうと高をくくっていましたが、ちょっと近くの川に偵察に出かけたところ、なんと雪代がバンバン入っていて、水量水勢とも釣りは無理かな、といった状況。あれま、この分じゃ雪代が収まる5月くらいまで釣りはお預けか、しまった、と思いましたが、そこは歴戦のへぼ釣師、まあ、川が曲がっているあたりにはよどみもあろうぞ、と次の日に出撃することに決しました。 |
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| その夜はホントに久しぶりの装備点検を行い、肝心のエサを除いてはまあOKと相成りました。 へぼ釣師のエサはみみずを一年通して使います。山釣りの本などでは川虫、ぶどう虫などを使えとなっていますが、川虫捕りは面倒、すぐに針から外れて付け替えも面倒臭いことはなはだしく、ワタクシ向きではないのでパス。 しかし、みみずと言っても色々ござんして、最高級品は地元の太いドバみみず。こいつをぐさっと針にさしてドボンと川に放り込むと、大物のにじますちゃんが、待ってましたとばかりがぶっと食いつく、とまあこうであればいいのですが、ぐさっ、ドボンまではともかく、がぶっはそう滅多にあるものではありません。でも、そうイメージすることが大事なんですね。何と言っても釣りはイメージの遊びなのですからね。フフフフフ。 しかし、それにしてもエサがなくては始まらないので、共働学舎の堆肥場や畑のあたりをスコップで掘りまくりましたが、どこにもいとしいみみず様のお姿はなく、3年ぶりの新装開店はあえなく沈没かと思いましたが、釣りベストを探ったところ、非常用のいくらエサの瓶があった、ありました。この手に賞味期限があるのかは知りませんが、このエサ、少なくとも3年前のもの。・・・まあ、いいか。 お相手の川は共働学舎から達布というさらに山の手の集落の方へクルマで2分もかからない鷲の巣沢という小さな川。朝の8時過ぎから午前中、釣り方は得意の釣り下り、竿は源流・小沢用の3メートルのグラス短竿という必勝パターンで戦闘開始。 その後、土手の上からの釣り下りということで竿を3.6〜3.9ミリメートルのズーム竿に換装し、後半戦に突入しました。 余談ながらこの竿はへぼ釣師の大切なツキ竿だけど、かつて、ある現場に置き忘れて2週間後に再び発見したのはいいけど、持ち主はおっ、いい竿拾ったと、自分が置き忘れたこと自体に全く気が付かなかったという伝説?の持ち主。2週間もご主人さまを待つというなかなかに主人思いの忠犬ならぬ忠竿なのですね。 さて、今回の釣果は、というとゼロ。しかし後半戦の時、とあるポイントでデカイのがかかって40分ほど粘りましたが、最後はライン切れでおしまいという内容のゼロでして、無という意味のゼロではなく、次回につながる仕切り直しのゼロなんですね。こういう場合は。 で、テキは今までの経験から50センチ以上のニジマスかサクラマスではなかろうかと。 こいつは、雪代が入って水量水勢とも強い流心の底にばっちりはりついてビクともしませんでした。こういった場合、まず根がかりや沈木を疑うのですが、頭を振っているような動きが伝わってきたり、しばらくしてからググーと動いては元の場所に戻るというのを繰り返すようになったので、根がかりや沈木ではなく、まずはほっとしました。なにせ地球相手に40分も粘ったとなると、さすがにへぼ釣師と言えどもみっともないですからねえ。 竿のパワーやラインの太さなど、今までの実績では50センチのニジマスが限度というわが方の道具立てや、上流側に位置し、左右は川に斜めに伸びている柳の木の枝に囲まれ、さらに有難いことに正面には向こう岸の立ち木があって、枝ぶりが、あんたちょっとでもミスして竿をあおりすぎたら竿の穂先をぽっきり折ってやるぜ、と適度な広がりで待ち構えている。そして、竿はかろうじて水面の上ぎりぎりをせいぜい上下流方向に3〜4mほどしかストロークできないとういうスタンス(釣り位置)。 これではとても手に負えない大物だということはすぐに分かりましたので、決して無理をせず、相手の疲れを待つ作戦を取ることにしました。つまり常に竿に張力を与えながら左右方向にゆっくりと動かしテキにストレスを与え続けるようにしました。これは水勢に乗って下流へ走られラインを切られるのを少しでも防ぐという意味もあるのですが、もしテキがこの行動を取ったらラインが持たないのは明らかだけど、雪代が入っているこの時期では水温が低過ぎてテキも活発には動けず、動いても上流へゆっくり動くしかない、ということをわが方は知っており、テキの上流への移動を竿のパワーで引っ張ることにより、テキに逆にその場に留まろうとする動きを取らせる、つまり留まるために必要な体力を消耗させる、という駆け引きに賭けることにしたのです。 この作戦、名づけて釘付け作戦とでも言うのでしょうが、これがわが最長戦闘時間の記録となった40分のやりとりの理由です。 まあ、結局、双方ともそれぞれの理由で積極的には動けない、という膠着状態でのがまん比べだったんですが、作戦の結果は、これだけ粘ってもせいぜい1m位上流に立つ釣師の方へ一時的に寄せることができただけという完敗ぶり。 最後はちょっと力を入れすぎてライン(ハリス)がぷつっと切れておしまい。水勢を味方にして一瞬たりとも水面に浮上することなく、ひたすら川底にへばりついていたテキの見事な粘り勝ちという結果でした。 実はこの沢は去年の神社祭りの手伝いの時に地元の農家の人がサケが遡っているのを見たとか、地元の釣り友達が昔、町でニジマスを放流したぜ、とか聞いていましたので、昨年の9月からずっと目をつけていた川なのです。まあ、川沿いの雪山に熊ちゃんの大分前の足跡がついていたりして、寧楽はワイルドな所だなあ、と改めて知ったというオマケもありまして、釣果はゼロでも手ごたえ十分。大満足で引き上げました。 しかし、最後に、次はそうはいかない。2回続けてギブアップはしないよ、と言っておきましょうぞ。(もちろん、あっぱれなテキにですが、こういうのをへぼ釣師の見栄と言うんでしょうね。本物の釣師は何も言いまぬ) さて、ここまでが季節のご挨拶でして、これからが本題です。えっ、もう紙面がない? これじゃサギと言われちゃいますぜ。それでもダメ? そんなぁ。 |
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